年頭所感

明けましておめでとうございます。関係者の皆様及び会員の皆様、昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年度の目標のうち現在最も注力しているのは、全国各地にて開催が企画されている知財金融フォーラム（昨年、九州の鹿児島市・福岡市で実績）への日本弁理士会・日本弁理士会の支部としての参画の実現です。知財金融ということで、各地の金融機関が主な対象となることもあり、経済産業省・特許庁だけではなく、財務省・財務局にも理解・協力を頂く必要があると考えています。

使命条項を設けた弁理士法改正の成果の一つとも言える「弁理士知財キャラバン事業」をはじめとする日本弁理士会、特に日本弁理士会の各支部の活動を、日頃弁理士と馴染みの薄い地方金融機関などに知ってもらう良い機会です。会場に弁理士のブースも設けるべきだと思います。

細かな活動と思われるかもしれませんが、地道な貢献活動が微力であっても、弁理士の社会的地位の向上に繋がるはずです。

ところで、今まで弁理士との馴染みの薄い方々とのコンタクトが想定されますから、ここでは是非様々な経験を持つベテラン会員（特に毎年弁政連会費を納めてくださっているような理解ある会員）のご協力を期待しています。

現に弁理士は様々な社会的変化の中で否応なく、大きな転換点に立たされていると感じます。特に経験の深い弁理士程そう感じるのではないでしょうか？だからこそ、ベテランの経験を若手に伝えていただき、弁理士の将来を考えていくべき時ではないかと思います。次期弁理士法改正要望についても、いよいよ本格的に検討・取りまとめられると聞いています。

少しずつ、皆様の力を貸してくださいますようお願いします。

年頭にあたり、我々の地道な活動・努力が弁理士の社会的地位の向上に些かでも貢献するよう祈念いたします。