PF-JPA
 
自由民主党「知的財産戦略調査会」の
開催について




 平成27年4月1日に自由民主党本部にて、政務調査会「知的財産戦略調査会」が開催され、日本弁理士会から伊丹勝会長及び塩野谷英城副会長、日本弁理士政治連盟から杉本勝徳会長及び水野勝文副会長が出席しました。
 事務局長の三原朝彦議員による開催挨拶後、会長である保岡興治議員から挨拶が述べられました。
議題は「これからの知財戦略について」であり、講師として知財評論家の荒井寿光氏(元特許庁長官、元知的財産戦略推進事務局長)及び科学ジャーナリストである馬場錬成氏(元東京理科大学知財専門職大学院教授)が登壇されました。
 両氏は、平成27年2月18日に日本経済新聞出版社から『知財立国が危ない』という対談形式の書籍を刊行し、当日はその書籍の骨子を説明くださいました。
 以下に同書籍の各章の見出しを記します。

 第 1 章「気がつけば、日本の知財は世界に抜かれた」
 第 2 章「知財重視を逆行させる知財裁判」
 第 3 章「営業秘密たれ流しの日本は、世界から2周遅れ」
 第 4 章「中小・ベンチャー企業は知財戦略で強くなる」
 第 5 章「特許庁はサービス機関になるべきだ」
 第 6 章「企業の知財戦略は20世紀のまま」
 第 7 章「無防備すぎる中国での知財戦略」
 第 8 章「農業の知財戦略に期待」
 第 9 章「医療知財を成長戦略の柱にする」
 第 10 章「売り出せ世界へ、クールジャパン」
 第 11 章「世界をリードする知財立国を目指せ」

 講演終了後、両氏からの「知財戦略は、日本人の発明や創作などの能力を発揮し、人類の文明の発展に寄与し、日本経済の活性化を図るための国家戦略である。知財戦略を成長戦略の柱にして、日本経済を元気にされたい。」という結びの言葉が印象的でした。
 その後の調査会は、質疑応答及び意見交換などを経て、盛会のうちに終了しました。




この記事は弁政連フォーラム第267号(平成27年5月15日)に掲載したのものです。

Copyright &;copy 2000 Political Federation of JPA, All rights reserved.
日本弁理士政治連盟 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-4-2,弁理士会館内

Tel: 03-3581-1917 Fax: 03-3581-1890
更新日: Monday, 14-Sep-2015 18:51:44 JST