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弁政連フォーラム 第275号 平成28年1月15日

自由民主党「知的財産戦略調査会」の開催について

平成27年12月16日に自由民主党本部にて、政務調査会「知的財産戦略調査会」が開催され、日本弁理士会からは伊丹勝会長、日本弁理士政治連盟からは杉本勝徳会長が出席しました。

事務局長の山下貴司衆議院議員による開会挨拶に続き、会長である保岡興治衆議院議員が挨拶を述べられ、調査会は進行しました。

当日の議題は、以下に記すとおりです。

1.産業活性化小委員会からの報告

2.知財紛争処理システム検討会からの報告

  • 検討会の設置趣旨及び活動状況について

3.知的財産分野におけるTPPへの政策対応について

  • 知的財産分野におけるTPPの意義
  • TPP協定の実施のために必要な知財制度の整備
  • TPPの活用促進による新たな市場開拓等
  • TPPを契機としたイノベーションの促進・産業活性化
  • 総合的なTPP関連政策大綱

4.職務発明に関するガイドライン(案)について

  • 特許法第35条第6項の指針(ガイドライン)案の位置付け
  • 特許法第35条第6項の指針(ガイドライン)案の概要

5.営業秘密保護マニュアル(仮称)について

  • 秘密情報の保護ハンドブック~企業価値向上に向けて~
  • 秘密情報の取扱いチェック項目

6.知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針の一部改正案について

  • 標準化機関による規格の策定及びFRAND宣言の意義
  • FRAND宣言をした必須特許の権利行使に関する問題
  • FRAND宣言をした必須特許の権利行使と独占禁止法との関係

非常に多岐にわたる議題であったにもかかわらず、山下議員の的確な進行に基づき、様々な報告や説明がなされ、これまでの調査会における充実した審議・検討過程をうかがい知ることができました。

その後の調査会は、質疑応答及び意見交換へと移り、盛会のうちに終了しました。

この記事は弁政連フォーラム第275号(平成28年1月15日)に掲載したのものです。

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