弁政連フォーラム 第287号 平成29年1月15日
日本弁理士政治連盟
副会長 佐川 慎悟
本年度から日本弁理士政治連盟(弁政連)の副会長に就任しました、佐川慎悟と申します。今まで弁政連の会費は払っていたものの、弁政連の活動が首都圏を中心に行われていたこともあり、北海道支部に所属している私には弁政連の具体的な活動を実感する機会はほとんどありませんでした。このような経験不足の私が、弁政連の副会長に就任するとはよもや予想しておりませんでした。しかし、今年度から弁政連の活動方針として、本会の各地方支部に所属する会員を副会長に選任し、地方支部会員との繋がりを強くすることで弁政連の役割や活動をもっとよく理解して貰おうというねらいがあります。そこで、私が以前、北海道支部長を三期務めさせて頂いたご縁もあったため、推薦頂いたというわけです。甚だ経験不足と承知しておりますが、まずは私自身が弁政連の活動をしっかり理解することからはじめているところです。
弁政連は、日本弁理士会と連携を取りつつ、各政党の知財関係の議員や議員連盟との交流、関係省庁、士業団体、経済団体との交流を通じて、我々弁理士の業務に関連する有用な情報収集を行っています。また、日頃から国会議員の方々とコミュニケーションを取り、弁理士業務や知的財産をよく理解して頂けるように、継続的に努力しております。このような活動は従来、主に首都圏を中心に行われておりましたが、近年、政府の経済方針あるいは弁理士会本会の基本方針にもあるように、地方経済の活性化、地方知財の活性化が強く掲げられております。地方を盛り上げることで日本全体の活性化に繋げるという戦略が明らかです。
このような流れに呼応して、弁政連も地方支部会員との繋がりを強化するという方針ですから、北海道支部に所属する私の役割は、自ずと決まってきます。まずは北海道支部の会員に弁政連の活動に興味を持って頂くこと、またその活動内容を理解して頂くこと、その上で会費の協力や人的協力をして頂くことにあります。また、北海道所属の議員のうちで知的財産案件に深く関わっている方は少ないようですので、ときには議員との交流を通じて知財の重要性を伝える大役も果たせるよう努力したいと思っています。ただ、首都圏の知財活動と北海道での知財活動の特色が異なるように、地方議員向けのアプローチは今までとは異なるアプローチが必要になってくるかもしれません。今後の課題として意識したいと思っております。
以上のように、地方支部における弁政連活動の重要度が高まってきておりますので、私自身もできることから地道に協力していきたいと思っています。皆様、どうぞ宜しくお願いします。
この記事は弁政連フォーラム第287号(平成29年1月15日)に掲載したのものです。
←前のページへ戻る