弁政連フォーラム 第322号 令和元年12月15日
令和元年11月26日に、日本弁理士会の清水善廣会長及び日本弁理士政治連盟の水野勝文会長は、この度経済産業大臣にご就任された梶山弘志経済産業大臣を表敬訪問しました。
会談の中で、日本弁理士会の清水会長は、弁理士絆プロジェクトについて説明されました。特に力を入れている弁理士絆プロジェクト金融機関チームでは、地域の金融機関とタッグを組んで、この金融機関のクライアントである中小企業の課題解決を知財の面からサポートしたいと話され、金融機関からの反応もとてもよいともお話しされました。
また、日本弁理士政治連盟の水野会長からは、知的財産権が不動産のように、財産・資産として経済取引で機能できるようになっていければよいのではないかという話や、高齢化社会・人口減少社会・エネルギー問題などの社会問題に対処するために、有効なイノベーションの促進・強化とその日本社会への実装(国民に具体的に利用可能になること)進展が極めて重要であり、我々、知的財産の専門家である弁理士はそういうところでもお役に立てることを具体例を交えてお話ししました。
梶山大臣からは、弁理士絆プロジェクトについて、金融機関が知財を適切に評価できると良い、イノベーションの社会への実装化についても、科学の進展やイノベーションは様々な課題解決につながるため大切なこととのお言葉をいただきました。
また、我々の産業も生活も転換期を迎えている現在、弁理士の役割は大変重要だと思っており、これからも連携を取りながらやらせていただきたいとのお言葉をいただきました。
その後、フリーディスカッションや質疑応答を行い、和やかな雰囲気のうちに表敬訪問は終了しました。
梶山大臣におかれましては、非常にご多忙のところ我々の訪問を受け入れてくださり、略儀ながら本誌面をもって御礼を申し上げます。
左から日本弁理士会清水会長、梶山経済産業大臣、弁政連水野会長
会談の様子
この記事は弁政連フォーラム第322号(令和元年12月15日)に掲載したものです。
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