弁政連フォーラム 第329号 令和2年9月15日
令和2年7月22日に日本弁理士政治連盟の水野会長と富崎副会長は、自由民主党の甘利明衆議院議員と面談をしました。
甘利議員は、自由民主党の知的財産戦略調査会の前会長で、同党の弁理士制度推進議員連盟(会長:二階俊博衆議院議員)の顧問も務められており、日頃から我々を支援して下さっております。
面談の中で水野会長は、甘利議員が知的財産戦略調査会会長時代に発表したイノベーション・エコシステム(イノベーションが自律的、持続的に生まれ続けていくシステム)を確立させるために、早期紛争処理システムである二段階訴訟制度の創設を早急に進めるべきとお話ししました。
この二段階訴訟制度を導入すれば、ビジネス上の紛争の迅速な解決を促すことができるため、昨今の裁判実務における損害額算定方法の見直し状況と合わせれば、侵害し得を防ぐことにより、特許を始めとするイノベーションの評価・見極めを促進し、イノベーションがビジネス資産・社会資産として適正に認知・評価されるようになる環境づくりへの後押しとなり、ひいては、有用なイノベーションの社会実装の促進に寄与する制度となることが期待できることを説明し、甘利議員と積極的な議論をしました。
甘利議員におかれましては、非常にご多忙のところ我々の訪問を受け入れてくださり、略儀ながら本誌面をもって御礼を申し上げます。
左から富崎副会長、甘利明議員、水野会長
面談の様子
この記事は弁政連フォーラム第329号(令和2年9月15日)に掲載したものです。
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