弁政連フォーラム 第337号 令和3年5月15日
令和3年4月12日に日本弁理士政治連盟の水野会長は、立憲民主党の櫻井周衆議院議員と面談をしました。
櫻井議員は、立憲民主党の弁理士制度・知的財産制度改革推進議員連盟(会長:川内博史衆議院議員)の事務局長を務められており、弁理士でもあるため、日頃から我々を積極的に支援して下さっております。
櫻井議員には、4月21日の衆議院経済産業委員会で全会一致により可決した、特許法等の一部を改正する法律案に関して質問していただき、附帯決議でもお力添えをいただきました。
質問では、農林水産分野の知的財産保護に弁理士がどのように活躍できるかという話や、新規産業を育てていくためには知的財産が重要であるとお話をされ、それに関する政府の見解などを質問されました。
ここでは、ご尽力を賜りました附帯決議の一部を紹介いたします。
六 我が国の農林水産事業における国内外知的財産権の創出・保護・活用の推進は、昨今とみにその重要性を増しているところ、農林水産事業者と弁理士とのタイムリーな相談機会の確保・促進を図るため、関係省庁及びその地方機関等においては、農林水産事業者のための相談窓口を設けることを検討すること。
八 いわゆる懲罰的損害賠償制度や特許紛争の早期解決、また中国をはじめとする他国の出願件数が増大している状況に応じた効率的な審査の在り方等、我が国の知的財産制度が状況の変化に対応した適切なものとなるよう、諸外国や裁判例の動向も注視しつつ引き続き検討すること。
また、櫻井議員には4月23日の衆議院財務金融委員会でも、中小、ベンチャー企業が知的財産への意識を高めるためには、融資を行う金融機関が知的財産への意識を高めていく必要があるとご提案され、それに関する政府の見解などを質問されました。
櫻井議員の国会での質問はこちらから視聴できますので是非ご覧ください。
衆議院経済産業委員会(4/21)櫻井議員におかれましては、日頃からご支援いただき厚く御礼申し上げます。
衆議員経済産業委員会で質問される櫻井周議員
衆議員財務金融委員会で質問される櫻井周議員
この記事は弁政連フォーラム第337号(令和3年5月15日)に掲載したのものです。
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