自由民主党の加田裕之参議院議員は、令和元年に参議院議員通常選挙兵庫県選挙区で当選された議員で、現在、参議院の経済産業委員会の理事を務められております。
なお、令和3年4月13日と4月28日に加田議員と日本弁理士政治連盟の水野会長は面談をしています。
その加田議員は、5月13日の参議院経済産業委員会で全会一致により可決した、特許法等の一部を改正する法律案について質問されましたので、その一部をご紹介します。
- 農水分野の知財戦略強化支援の必要性について
知的財産推進計画2020では、農水分野において、データ化されたノウハウ等の価値ある情報が知財として適切に保護され、利活用されるような環境を整備することが求められている。
このように、農水分野を活性化することは、政府が掲げている重点政策である地方創生にも直結する問題であり、具体的かつ緊急課題でもあると考えるが、政府の取り組みを教えてほしい。
- 特色のある地域独自の農水産物の開発、育成、保護、活用について
特色のある地域独自の農水産物の開発、育成、保護、活用に関する施策を実施するには、人材の確保、育成が最も重要である。取り分け、若手の人材の確保が望ましい。地域の高校、大学等と連係し、人材の確保とこれを支援する体制の構築が重要な課題である。当面、人材養成は難しいので、地域で活躍している農水分野の技術士、弁理士、弁護士等の専門家を活用して、人材を養成することが重要である。
例えば、地域の高校、大学、各種専門学校等で起業講座の開設や知財教育を推進することが考えられるが、政府の取り組みを教えてほしい。
- 新品種の技術流出防止対策の必要性
農林水産等の技術、例えば野菜工場の技術や養殖技術などのノウハウ、IoT等のデータ等の海外への流出については、新規立法も視野に入れた施策が急務である。
例えば、我が国の産業を脅かす技術流出を防ぐ経済安保法の制定や、条例等による地方固有技術、ブランド化の推進などが考えられるが、政府の取り組みを教えてほしい。
ここでは紹介しきれませんが、各質問について、政府から丁寧な答弁がされております。
加田議員の国会での質問はこちらから視聴できますので是非ご覧ください。
加田議員におかれましては、日頃からご支援いただき厚く御礼申し上げます。