弁政連フォーラム 第346号 令和4年3月15日
令和4年2月9日に日本弁理士会の杉村純子会長及び日本弁理士政治連盟の水野勝文会長は、一般社団法人 全国農業協同組合中央会(JA全中)の中家徹会長及び馬場利彦専務理事を表敬訪問しました。
面談の中で、日本弁理士会の杉村会長から、日本弁理士会は日本の農畜産業者の販路拡大を知的財産面から支援することで農畜産物業者の安定的な経営に貢献し、ひいては地域経済の活性化に貢献したいとお話しし、取り組みとして、農林水産知財特設サイトの設置や無料相談などを行っていることを説明しました。
また、水野会長からは、シャインマスカットが中国で無断栽培された話をし、農林水産の分野についても弁理士が早い段階で関わっていれば、このような問題は起こらなかっただろうとお話ししました。
また、農林水産物のブランディングのみならず、農林水産業には栽培技術やIT技術を使ったものもあり、そこにも当然我々、知的財産の専門家である弁理士がお役に立てるので、農家の方や、都道府県にもそのことを伝えてほしいとお話ししました。
JA全中の中家会長からは、ようやく知的財産の重要性がわかったところ、知財という言葉はまだハードルが高いが、「海外輸出するにはどうしたらいいか」「販路拡大するためにはどうしたらいいか」という農畜産物業者の興味のありそうな話の中で知財の話をするなど、工夫していきたいと話がありました。
我々の訪問を受け入れていただいた、JA全中の中家会長及び馬場専務理事には、本誌面をお借りして御礼申し上げます。
左から馬場専務理事、中谷会長、水野会長、杉村日本弁理士会会長
面談の様子
この記事は弁政連フォーラム第346号(令和4年3月15日)に掲載したのものです。
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