弁政連フォーラム 第358号 令和5年5月15日
令和5年4月25日に衆議院第二議員会館にて、立憲民主党の弁理士制度・知的財産制度改革推進議員連盟が開催され、立憲民主党の国会議員19名、日本弁理士会の役員5名及び日本弁理士政治連盟の役員5名が出席しました。
議員連盟の中で、日本弁理士会の鈴木会長及び黒川副会長は、新執行部の活動方針として、持続可能で安定した弁理士業務の確保及び日本弁理士会組織を構築することにより、知的財産の出願件数を増加させるための素地を整えることと地域活性化を目指すことを伝え、以下の4点を要望しました。
要望1.2025 大阪・関西万博
2025 大阪・関西万博の開催を契機として、出品された発明等の知財権取得による重要性をアピールする広報と、子供達への教育を行うこと。
要望2.知財創造教育
高等学校の科目「情報Ⅰ」について、著作権のみならず、特許、意匠、商標を付加すること。
要望3.海外からの出願を日本へ呼び込む
日本市場の魅力を海外に発信したく、その情報収集についてお力添えいただくこと。
要望4.AI、メタバース、NFT、ChatGPT等への対応等への対応
日本がメタバース市場でリーダーシップを発揮できるよう、不正競争防止法の改正等についてご助力を賜ること。
また、日本弁理士政治連盟の福田会長からは政策要望として、以下を要望しました。
経済安全保障推進法中の特許出願非公開制度に関する保全審査における各種手続について、特許出願の代理人である弁理士が一貫して関与できるようにすること
意見交換では、議員の皆様から、主に特許非公開に関し様々なご意見やご質問をいただき、特に弁理士でもある櫻井周衆議院議員とは、弁理士の実務の細かいところまで議論をしました。
国会の会期中であるにもかかわらずこのような貴重な機会をくださった立憲民主党の皆様に厚く御礼申し上げます。
○立憲民主党 弁理士制度・知的財産制度改革推進議員連盟
《顧 問》 菅 直人 枝野 幸男
《会 長》 大串 博志
《副 会 長》 落合 貴之
《事務局長》 櫻井 周
《会 員》 海江田万里 道下 大樹 森山 浩行 源馬謙太郎 山崎 誠 水野 素子
馬場 雄基 石川 香織 吉田 統彦 近藤 昭一 伊藤 俊輔 渡辺 創
本庄 知史 古賀ゆきひと
○日本弁理士会
《会 長》 鈴木 一永
《副 会 長》 黒川 恵 萩原 康司 瀧澤 匡則 吉田倫太郎
○日本弁理士政治連盟
《会 長》 福田 伸一
《副 会 長》 富崎 元成 坂本 智弘 吉田 正義 瀧野 文雄
左から枝野幸男顧問、大串博志会長、菅直人顧問、櫻井周事務局長
福田会長の要望説明
この記事は弁政連フォーラム第358号(令和5年5月15日)に掲載したのものです。
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