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弁政連フォーラム 第365号 令和6年3月15日

編集後記

今月は、会費納入のお礼を掲載させて頂きました。会費を納入頂きました会員の皆様、誠にありがとうございました。また、お忘れの方は、これからでも是非納入をお願い致します。

ところで、今年度に入って生成AIと知的財産権の関係についての議論が各所で進んでいます。大括りなところでは、広島AIプロセスにおいて「全てのAI関係者向けの広島プロセス国際指針」をはじめ、いくつかの国際指針や国際行動規範が策定されています。この中では知的財産に関する言及もあります。

また知的財産戦略本部には、「AI時代の知的財産権検討会」が設置され、生成AIと知的財産権等との関係をめぐる懸念やリスクへの対応の推進に向けた法的課題の整理等の検討がなされてます。検討事項には、「AI技術の進展を踏まえた発明の保護の在り方」も含まれています。

具体的には、生成AIを利用した発明の発明者をどう判断するか、AI技術の進展により進歩性を始めとする発明の特許性にどのような影響が生じるか、といった議論がなされており、すぐにではないかもしれませんが、AI技術の進展が今後我々弁理士の実務にも大きな影響を与える可能性があります。

さらには、産業構造審議会の弁理士制度小委員会で、日本弁理士会の副会長が「今後当会として生成AI利用に係る指針の策定を進めたいと考えております。」との発言をされているなど、弁理士がAIを「使う」側としてAIとどう関わるか、という問題もあります。

我々弁理士政治連盟は、弁理士が今後も活躍を続け、活躍の場を拡げられるような形でこういった議論の結果が法律に反映されるよう、国会議員の先生方をはじめ関係者への訴えを行っていきたいと考えています。

しかし、そのためには会員の皆様のご指導ご支援が不可欠です。引きつづきご支援賜れますようお願い申し上げます。

〔副会長 大澤 豊

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【日本弁理士政治連盟事務局】
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この記事は弁政連フォーラム第365号(令和6年3月15日)に掲載したのものです。

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